電験三種 難易度

電験三種は確かに難しいです。

 

電気工事士の試験に比べるとはるかに難しいですが、挑戦するに値する資格です。

 


ズバリ電験三種の難易度は、大学受験偏差値で換算すると58程度です。大学受験と違い、国家試験にはその資格のレベルを超えてほしいという国の責任があるのです。電験三種は学科試験に合格しても、一定期間の実務経験(実務経歴書や点検報告書等で精査)を経済産業省が認めると免許が交付されます。

 

学科試験合格者に、実務経験もなく直ぐ免許を与えてしまうと事故や事件が起きることは想定できます。
何故なら、机上では見えない技術の習得に価値があるからです。電気を肌で感じ、危険を回避する能力や事故防止の具体策を経験することで電気保安管理が維持できるからです。

 

 

下記は具体的な事象ですので、電験三種の難易度が高い理由を知る手立てになると思います。

 

1.感電事故
電験三種を学んだ人は、電気のイロハを知ってますから、充電箇所に近ずきませんし、絶対に手で触れることもありません。しかし、電気は感電すると知っているけど、感電が死亡事故につながることを知りませんから、昨今は外壁工事の職人さんが感電する事故が増えています。

 

電気室の外壁防水塗装工事は停電しないで工事を施す無知な業者もいますから、呆れてしまいます。特に高圧や特別高圧の電気室は全て感電する箇所です。本来なら、その設備の電気主任技術者に立ち会って頂き、停電し、感電しないように養生した後、作業してもらいます。

 

昨今では全停電することは厳しくなってます。でも、電気事業法では3年に1回は最低でも停電して年次点検をしなければいけないことになってますので、停電が難しい設備は、非常用発電機から電気を供給します。

 

このように、電気主任技術者は設備の責任を背負っていますから、電験三種の難易度を難しくして、電気保安管理のレベルを上げているのです。

 

 

2.電気火災事故
火災の原因に電気がありますが、電気が原因で火災になる事故は多くはありません。大概の火災は人的に起きているのですが、原因が究明されない火災については電気を一番目に検討されると聞いています。

 

電気は水のように洩れることがあります。これを漏電とよんでいます。漏電が原因の火災は稀にしかありません。何故なら電気は漏電すると漏電ブレーカーが切れると瞬時に電気はストップするので火災に至る確率は小さいです。

 

それよりも、ホコリによる原因があります。どの家庭にもコンセントがあるように、差し込みプラグがあります。そのプラグを何十年もコンセントに差したままだと、必ず綿ホコリが付いています。綿ホコリが乾燥しているなら、ホコリは絶縁物なので電気を通すことはないのですが、ホコリに湿気を含んでいると、電気が通電する条件が揃ってしまい、プラグ間が短絡してしまう事故が発生します。これをトラッキングと言いまして、火花が出て、焼けて炎が二次火災を起こしてしまうのです。

 

このような、電気火災の原因を究明するにも経験は必要ですが、何故火災になったのかを理論的に検証できる事で事故の未然防止策を提案できるようになります。また経験を重ねていくと、設備を確認しただけで火災になる不良箇所を指摘できるようになります。その技術力が国家試験なんです。ですから、電験三種の難易度を上げて保安管理技術者のレベルを一定に保っているのです。

 

 

もし、電験三種の難易度を下げると

これは、確実に感電事故や電気火災が多くなります。

 

電験三種の難易度を上げ過ぎても技術者が居なくなるので、難しい問題です。

 

難易度を軽くすると、電気保安管理業務の質が落ちるかもしれません。

 

冒頭で、偏差値に触れて電験三種の難易度を述べましたが、医師(国立)や裁判官は71あります。逆に普通自動車免許は35です。電験三種は58ですが、レベルは相当高いです。

 

例えば、技術者が不足しているので電験三種の難易度を下げてしまうと合格者も増えて、免許所持者も増えて現場は人材確保ができるようになるメリットは生じてきますが、電気保安技術者の能力は下がってしまうデメリットが生じます。

 

電気は現代社会に欠かせないライフラインです。命の源である水も電気を利用し、海水や汚水を真水に変えることができます。まさに電気が無ければ、文明社会はストップします。

 

このページでは、電験三種の難易度をテーマにしてプレゼンしてますが、具体的な勉強方法は一切載せていません。それは他のサイトがスバラシくて、私が教えるよりも何百倍も良いからです。勉強の方法は色いろあるのですが、他人の勉強法で自分が合格できるなら全ての受験者は合格します。

 

ただ、本当に電験三種に合格し、世のため人のために働いてみたいなら、合格の難易度は高いですが将来の自分が見えているはずです。

 

ますます、電気の需要は高まっていきます

ライフラインだけでは済まされない電気ですが、この世の中の文明が発展続ける限り、無くてはならない電気に変貌していきます。

 

既に、そうなりつつあります。

 

東日本震災から原子力が見直されており、原子力に代わる電気を官民で模索しています。未だに原子力を上回る資源が見つかっていないですが太陽光や地熱、水力等による発電は商用として売られています。

 

ただ、電気を発電するには付帯設備は必ず必要です。発電機を始動するにもバッテリー(蓄電池)が必須ですし、太陽光発電に至っては直流から交流に変換するパワコンにも交流電源は必須なんです。電気を発生させるために電気が必要なんておかしくないですか。でも、これが現状です。

 

このような問題を科学者は研究しています。

 

科学者に電験三種の免許は要らないけれど、電気関連の発明をするには電験三種で勉強する機械の基礎や電気理論は絶対に欠かすことはできないと思います。他にも電力とか法規があるのですが、一通りの知識は必要だと思います。

 

これから、電験三種を勉強することで、電気保安管理以外の仕事に就けるかもしれません。その基礎となるのが電験三種の知識です!!

 

 

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